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位牌の種類と選び方|本位牌・仮位牌・手元位牌の違い【2026年版】

位牌の種類と選び方|本位牌・仮位牌・手元位牌の違い【2026年版】
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  1. 位牌の種類と選び方:故人を偲ぶ大切な依代を後悔なく選ぶために(2026年版)
    1. 位牌とは:故人の魂が宿る大切な存在
    2. 位牌の種類と特徴
    3. 参考・出典
  2. よくある質問(詳細版)
    1. Q1: 位牌の開眼供養(魂入れ)はいつ、誰に依頼すべきですか?費用はどれくらいですか?
    2. Q2: 白木位牌は四十九日法要後、どのように扱えばよいですか?
    3. Q3: 夫婦や家族の位牌を一つにまとめることはできますか?繰出位牌のメリット・デメリットは?
    4. Q4: 位牌の文字入れにはどのくらいの期間が必要ですか?戒名や俗名の確認に必要な書類はありますか?
    5. Q5: 位牌の処分や買い替えを検討する際の手順と注意点は?
    6. Q6: モダン位牌を選ぶ際の注意点や、宗派による制約はありますか?
  3. 比較・選択肢の整理
  4. 事前準備チェックリスト
  5. 関連する法律・制度と公的情報源
  6. よくある質問(詳細版)
    1. Q1: 白木位牌から本位牌への魂入れ(開眼供養)はいつまでに行うべきですか?
    2. Q2: 本位牌の費用はどれくらいかかりますか?
    3. Q3: 夫婦連名で一つの位牌にすることはできますか?
    4. Q4: 位牌を複数持っている場合、どのように扱えば良いですか?
    5. Q5: 位牌の文字彫り(戒名彫り)にはどれくらいの期間がかかりますか?
    6. Q6: 位牌を処分したい場合、どのような方法がありますか?
  7. 比較・選択肢の整理
  8. 事前準備チェックリスト
  9. 関連する法律・制度と公的情報源
    1. 1. 民法(祭祀に関する権利義務)
    2. 2. 相続税法(非課税財産)
    3. 3. 民法(遺言・相続)
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位牌の種類と選び方:故人を偲ぶ大切な依代を後悔なく選ぶために(2026年版)

位牌は、故人の魂が宿る依代(よりしろ)として、仏壇に安置し、日々供養を行う上で非常に重要な存在です。その種類は大きく分けて、葬儀から四十九日までの仮の位牌である「白木位牌」と、四十九日以降に永く祀る「本位牌」があります。本位牌には、伝統的な「塗位牌」「唐木位牌」から、現代の住環境に合わせた「モダン位牌」、複数の戒名をまとめられる「繰出位牌」まで多岐にわたります。位牌選びでは、宗派、仏壇との調和、予算、デザインの好み、そして故人への想いを総合的に考慮し、家族でよく話し合って納得のいくものを選ぶことが後悔しないための鍵となります。


位牌とは:故人の魂が宿る大切な存在

位牌とは、故人の戒名(法名)、没年月日、俗名、享年などを記した木製の板で、故人の魂が宿るとされる依代です。仏壇に安置され、日々の供養の対象となります。位牌があることで、私たちは故人の存在を身近に感じ、手を合わせ、感謝の気持ちを伝えることができるのです。

位牌の種類と特徴

位牌は大きく「仮位牌」と「本位牌」に分けられ、それぞれに役割と特徴があります。

  1. 仮位牌(白木位牌)

    • 役割: 葬儀から四十九日法要までの間に使用される仮の位牌です。故人の魂は四十九日までこの世に留まると考えられており、白木位牌はその期間の依代となります。
    • 特徴: 戒名などが墨書きされた白木の位牌で、葬儀社が用意してくれることがほとんどです。
    • 費用: 一般的に葬儀費用に含まれており、別途費用が発生することは稀です。
    • その後: 四十九日法要で本位牌に魂が移された後、お寺でお焚き上げされるのが一般的です。
  2. 本位牌

    • 役割: 四十九日法要以降、永く仏壇に安置し、故人を供養するための位牌です。一度作成すると長く使用するため、慎重に選ぶ必要があります。
    • 種類:
      • **塗位牌(ぬりいはい

※宗派・地域・寺院によって作法・費用・名称が大きく異なります。ぜひ担当の寺院・神社・教会に直接ご確認ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別案件については弁護士・税理士・葬儀の専門家にご相談ください。
掲載情報は2026年現在のものです。法改正等により変更となる場合があります。

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よくある質問(詳細版)

Q1: 位牌の開眼供養(魂入れ)はいつ、誰に依頼すべきですか?費用はどれくらいですか?

位牌の開眼供養(かいげんくよう)は、故人の魂を位牌に宿らせるための大切な儀式で、「魂入れ」とも呼ばれます。この供養は、通常、四十九日法要に合わせて行われます。葬儀の際に用いる仮の位牌である白木位牌から、永く祀る本位牌へと故人の魂を移す意味合いがあります。依頼先は、故人が生前お世話になっていた菩提寺の僧侶、または懇意にしているお寺の僧侶です。もし特定の菩提寺がない場合は、葬儀社を通じて紹介してもらうことも可能です。開眼供養にかかる費用は、明確な料金が定められているわけではなく、「お布施」として僧侶にお渡しするのが一般的です。その相場は、約3万円~5万円程度(2026年時点)とされていますが、地域や宗派、お寺との関係性によって変動します。別途、お車代や御膳料が必要になる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

Q2: 白木位牌は四十九日法要後、どのように扱えばよいですか?

白木位牌は、葬儀から四十九日法要までの間に故人の魂が一時的に宿る仮の位牌です。四十九日法要で本位牌への開眼供養が執り行われ、故人の魂が本位牌へと移された後、白木位牌はその役目を終えます。役目を終えた白木位牌は、そのまま家庭で保管するのではなく、適切に処分する必要があります。一般的には、四十九日法要の際に、本位牌の開眼供養と合わせて、僧侶に白木位牌の供養と引き取りをお願いするのが通例です。お寺では「お焚き上げ」という形で、他の位牌や仏具と共に丁寧に供養し焼納してくれます。この際の費用も「お布施」としてお渡しするのが一般的で、約1万円~3万円程度(2026年時点)が目安となります。ご自身で処分することはせず、原則としてお寺に相談し、適切な方法で供養してもらいましょう。

Q3: 夫婦や家族の位牌を一つにまとめることはできますか?繰出位牌のメリット・デメリットは?

はい、夫婦や複数の故人の位牌を一つにまとめることは可能です。その際に用いられるのが「繰出位牌(くりだしいはい)」、または「回出位牌(くりだしいはい)」と呼ばれる位牌です。これは、箱状の本体の中に複数の札板が収められており、故人の命日や祥月命日などに合わせて札板を繰り出して祀ることができます。
メリットとしては、まず仏壇内のスペースを有効活用できる点が挙げられます。複数の位牌を個別に置くよりも、仏壇がすっきりと整頓されます。また、管理の手間が省けるという利点もあります。
デメリットとしては、初期費用が個別の位牌を複数用意するよりも高くなる傾向があること(約5万円~30万円程度、2026年時点)、そして、故人一人ひとりの個別性が薄れると感じる方もいる点が挙げられます。家族でよく話し合い、故人への想いを大切にしながら選択することが重要です。

Q4: 位牌の文字入れにはどのくらいの期間が必要ですか?戒名や俗名の確認に必要な書類はありますか?

位牌の文字入れにかかる期間は、位牌の種類や注文する仏具店、時期(お盆やお彼岸前などは混み合います)によって異なりますが、一般的には注文から完成まで約1週間~2週間程度(2026年時点)を見込んでおくのが安心です。特殊な書体や彫り方を希望する場合、あるいは職人の手作業による部分が多い場合は、3週間以上かかることもあります。四十九日法要に間に合わせるためには、余裕を持って早めに準備に取りかかることが大切です。
文字入れに必要な故人の情報、特に戒名(法名)、没年月日、俗名、享年(行年)については、正確な情報が求められます。確認に必要な書類としては、主に以下のものが挙げられます。
* 死亡診断書(死亡届の写し):没年月日、俗名、享年が記載されています。
* 葬儀社からの情報:葬儀の際に作成された書類にこれらの情報が記載されている場合があります。
* 過去帳:すでに家族の位牌がある場合、過去帳に故人の情報が記されていることがあります。
* 戒名授与証:菩提寺から戒名を授かった際に発行される書類です。
これらの書類を基に、間違いのないよう慎重に確認し、仏具店に正確な情報を提供しましょう。

Q5: 位牌の処分や買い替えを検討する際の手順と注意点は?

位牌の処分や買い替えを検討する際は、まず「閉眼供養(へいげんくよう)」、または「魂抜き」と呼ばれる儀式を行うことが必須です。これは、位牌に宿る故人の魂を抜き、単なる木札に戻すための大切な供養です。閉眼供養は、菩提寺の僧侶に依頼し、お布施として約1万円~3万円程度(2026年時点)をお渡しするのが一般的です。供養を終えた位牌は、お寺でそのまま引き取ってもらい、お焚き上げなどの方法で適切に処分してもらいます。
新しい位牌に買い替える場合は、新しい位牌に故人の魂を宿らせるための「開眼供養(魂入れ)」が再度必要となります。この際も、僧侶にお布施をお渡しします。
注意点としては、位牌は単なる物ではなく、故人の魂が宿る依代として大切に扱われるべきであるという認識を持つことです。そのため、自己判断で処分したり、粗末に扱ったりすることは避け、原則としてお寺に相談し、適切な手順を踏むようにしましょう。

Q6: モダン位牌を選ぶ際の注意点や、宗派による制約はありますか?

モダン位牌は、現代の住環境やライフスタイルに合わせてデザインされた位牌で、素材や形状、色合いが多岐にわたります。
選ぶ際の注意点としては、まずご自身の仏壇や部屋のインテリアとの調和を考えることが挙げられます。伝統的な仏壇にモダン位牌を置く場合、全体のバランスが崩れないか確認が必要です。また、故人のイメージやご家族の想いを反映したデザインを選ぶことも大切です。素材も木製、ガラス製、クリスタル製など様々ですので、耐久性や手入れのしやすさも考慮しましょう。
宗派による制約については、位牌の形式に関して厳密な規定を設けている宗派はほとんどありません。しかし、浄土真宗では原則として位牌を用いず、過去帳や法名軸に故人の名前を記して祀るのが一般的です。もし菩提寺がある場合は、モダン位牌を選んで問題ないか、事前に僧侶に相談しておくことが最も確実です。これにより、後々のトラブルを避けることができます。現代の位牌選びは多様化していますが、故人を偲ぶ気持ちを第一に、家族で納得のいく選択をすることが何よりも重要です。

比較・選択肢の整理

項目 塗位牌 唐木位牌 モダン位牌 繰出位牌
費用 約3万円~10万円程度 約4万円~15万円程度 約3万円~20万円程度 約5万円~30万円程度
期間 注文から文字入れまで約1~3週間 注文から文字入れまで約1~3週間 注文から文字入れまで約1~3週間 注文から文字入れまで約1~3週間
メリット 伝統的で格式高い、漆の光沢が美しい 木目の美しさが特徴、耐久性が高い デザインが豊富、現代の住環境に合う 複数の故人を一つにまとめられる、省スペース
デメリット 漆のメンテナンスが必要な場合がある デザインの選択肢が比較的少ない 伝統的な仏壇には合わない場合がある 初期費用が高め、故人の個別性が薄れると感じる人も
こんな人向け 伝統を重んじたい、格式を求める人 自然な素材感を好む、耐久性を重視する人 現代的なインテリアに合わせたい、デザイン性を重視する人 複数の故人を祀りたい、仏壇のスペースが限られている人

事前準備チェックリスト

位牌選びから供養までの流れをスムーズに進めるためのチェックリストです。

  • □ 故人の戒名(法名)、没年月日、俗名、享年(行年)を正確に確認する
  • □ 菩提寺の宗派と、位牌に関する慣習や特別な規定がないかを確認する(特に浄土真宗の場合)
  • □ 四十九日法要の日程を確認し、位牌の準備期間(通常1~3週間)を逆算して余裕を持って手配する
  • □ 仏壇のサイズ、色、デザイン、雰囲気に調和する位牌の種類(塗位牌、唐木位牌、モダン位牌、繰出位牌など)を検討する
  • □ 家族・親族と位牌選びの意向を話し合い、全員が納得のいく選択をする
  • □ 位牌の種類ごとの費用相場(約3万円~30万円程度)を把握し、予算を決める
  • □ 位牌の文字入れ方法(彫り、書き)、書体、文字の配置について希望を明確にする
  • □ 開眼供養(魂入れ)を依頼する僧侶の連絡先とお布施の目安(約3万円~5万円程度)を確認する
  • □ 白木位牌の処分方法(お焚き上げ)について、四十九日法要の際に菩提寺に確認する
  • □ 複数の故人を祀る場合は繰出位牌の検討、または既存の位牌との調和を考慮する
  • □ 位牌を注文する仏具店やオンラインストアを選定し、信頼できる業者を選ぶ
  • □ 位牌の保証期間やアフターサービス、文字入れの修正対応について事前に確認する
  • □ 位牌の設置場所(仏壇内)のスペースを測り、適切なサイズを選ぶ

関連する法律・制度と公的情報源

位牌は故人を偲ぶための大切な依代ですが、その取り扱いや関連する財産については、いくつかの法律や制度が関わってきます。

  1. 民法(相続)

    • 根拠条文名: 民法第896条(相続の一般的効力)、第897条(祭祀に関する権利の承継)など
    • 概要: 位牌を含む祭祀財産(仏具、墓地、墓石など)は、相続財産とは別に扱われます。故人の遺言や地域の慣習に従い、祭祀を主宰すべき者が承継するとされています。もし承継者が決まらない場合は、家庭裁判所の調停や審判で決定されることもあります。
    • 公的情報源: 法務省 https://www.moj.go.jp/ / e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/
  2. 相続税法

    • 根拠条文名: 相続税法第12条第1項第2号
    • 概要: 仏壇や仏具、位牌などの祭祀財産は、一般的に社会通念上相当と認められる価額のものであれば、相続税の課税対象とならない非課税財産として扱われます。ただし、純粋な投資目的とみなされるような高額なものや、日常的な礼拝の用途を超えたものは課税対象となる可能性があります。
    • 公的情報源: 国税庁 https://www.nta.go.jp/ / e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/
  3. 戸籍法

    • 根拠条文名: 戸籍法第92条(死亡の記載)など
    • 概要: 位牌に刻まれる故人の没年月日、俗名、享年などの情報は、死亡届が提出され、戸籍に記載された内容に基づきます。これらの情報は、公的な記録として正確性が求められるため、位牌の文字入れの際には戸籍に記載された内容を確認することが重要です。
    • 公的情報源: 法務省 https://www.moj.go.jp/ / e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/
  4. 墓地、埋葬等に関する法律

    • 根拠条文名: 墓地、埋葬等に関する法律第2条(定義)、第4条(埋葬等の許可)など
    • 概要: 位牌そのものを直接規制する法律ではありませんが、故人の供養や遺骨の取り扱いに関する基本原則を定めています。位牌は故人の供養の象徴として、この法律が定める埋葬や供養の精神と密接に関連しており、適切な供養を行う上での精神的な支柱となります。
    • 公的情報源: 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/ / e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/

よくある質問(詳細版)

Q1: 白木位牌から本位牌への魂入れ(開眼供養)はいつまでに行うべきですか?

A: 白木位牌から本位牌への魂入れ、すなわち開眼供養(かいげんくよう)は、故人が亡くなってから四十九日目の忌明け法要に合わせて行うのが一般的です。この四十九日という期間は、故人の魂が次の世界へ旅立つまでの大切な期間とされており、故人の魂が仮の依代である白木位牌から、永く祀る本位牌へと移り変わる大切な儀式となります。四十九日法要までに本位牌を用意し、僧侶に開眼供養を執り行ってもらうことで、位牌が故人の魂が宿る正式な依代となります。もし、やむを得ない事情で四十九日までに準備が間に合わない場合は、遅くとも百箇日法要までには済ませるのが望ましいとされています。開眼供養の際には、お布施として約3万円~5万円程度(地域や寺院によって異なります)を準備することが一般的です。事前に寺院と相談し、日程調整とともに具体的な準備物や流れを確認しておくことが大切です。

Q2: 本位牌の費用はどれくらいかかりますか?

A: 本位牌の費用は、その種類や材質、サイズ、彫刻の有無、デザインによって大きく異なります。一般的な相場としては、約3万円~数十万円程度(地域や店舗によって異なります)が目安となります。
* 塗位牌(ぬりいはい):伝統的な漆塗りの位牌で、約3万円~15万円程度。
* 唐木位牌(からきいはい):黒檀や紫檀などの銘木を用いた位牌で、約5万円~20万円程度。
* モダン位牌:現代の住環境や家具調仏壇に合わせたデザインで、約3万円~15万円程度。
* 繰出位牌(くりだしいはい):複数の戒名を一枚の札板にまとめることができ、約5万円~30万円程度。
これらに加えて、戒名や没年月日などを彫刻する文字彫り代が別途約1万円~2万円程度かかることが一般的です。位牌選びの際は、仏壇との調和や故人への想いを考慮し、複数の仏具店で相談し、見積もりを取ることをお勧めします。

Q3: 夫婦連名で一つの位牌にすることはできますか?

A: はい、夫婦連名で一つの位牌にすることは可能です。特に、先になくなった配偶者の本位牌に、後から亡くなった配偶者の戒名を記す形が一般的です。この場合、位牌の表面には先に亡くなった方の戒名を記し、裏面には後から亡くなった方の戒名と没年月日を記します。また、中央に「○○家先祖代々」と記し、夫婦の戒名を左右に並べて記す形式もあります。複数の戒名をまとめられる繰出位牌を利用する選択肢もあります。ただし、宗派や地域によっては慣習が異なる場合があるため、事前に菩提寺や仏具店に相談し、適切な方法を確認することが重要です。夫婦位牌にすることで、仏壇内のスペースを有効活用できるというメリットもあります。

Q4: 位牌を複数持っている場合、どのように扱えば良いですか?

A: ご家庭に複数の位牌がある場合、いくつかの対処法があります。一つは、新しい繰出位牌に複数の戒名をまとめる方法です。繰出位牌は、札板を何枚も収納できるため、先祖代々の位牌を一つに集約でき、仏壇内をすっきりとさせることができます。もう一つは、位牌から過去帳(かこちょう)へ情報を移行し、位牌自体は寺院でお焚き上げ供養を依頼する方法です。過去帳は、故人の戒名や没年月日などを記す帳面で、位牌の代わりとして供養の対象となるものです。位牌を処分する際は、原則として閉眼供養(魂抜き)を行い、故人の魂を抜いてから、お寺や専門業者に依頼してお焚き上げをしてもらいましょう。費用は閉眼供養のお布施として約1万円~3万円程度、お焚き上げ料として数千円~1万円程度(地域や寺院、業者によって異なります)がかかります。

Q5: 位牌の文字彫り(戒名彫り)にはどれくらいの期間がかかりますか?

A: 位牌の文字彫り(戒名彫り)には、通常、位牌を注文してから約1週間から2週間程度の期間がかかります。これは、彫刻内容の確認、専門の職人による作業、そして最終的な検品といった工程が必要となるためです。特に、四十九日法要に合わせて本位牌を用意する際は、この期間を考慮して、余裕を持って法要の約2〜3週間前までには位牌店に注文を済ませておくことが重要です。年末年始やお盆期間など、仏具店や職人の繁忙期には、さらに時間がかかる可能性もありますので、早めに相談し、納期を確認することをお勧めします。文字彫りの際には、戒名(法名)、没年月日、俗名、享年などの故人の情報を正確に伝えるための書類(死亡診断書や埋葬許可証のコピーなど)が必要になる場合があります。

Q6: 位牌を処分したい場合、どのような方法がありますか?

A: 位牌を処分する際は、単なるゴミとして捨てるのではなく、故人の魂が宿る依代として適切な方法で供養することが重要です。まず、位牌に宿る魂を抜くための「閉眼供養」(へいがんくよう)または「魂抜き」(たまぬき)を菩提寺の僧侶に執り行ってもらいます。閉眼供養のお布施は、約1万円~3万円程度(地域や寺院によって異なります)が目安です。閉眼供養が済んだ位牌は、お寺に引き取ってもらい、お焚き上げ供養を依頼するのが最も一般的な方法です。お寺によっては、お焚き上げ料として別途数千円程度の費用がかかる場合があります。また、仏具店や専門の供養業者でも、閉眼供養からお焚き上げまでを一貫して請け負っている場合があります。ご自身の宗派や地域の慣習に従い、家族でよく話し合って納得のいく方法を選びましょう。

比較・選択肢の整理

項目 塗位牌 唐木位牌 モダン位牌 繰出位牌
費用 約3万円~15万円程度(文字彫り代別) 約5万円~20万円程度(文字彫り代別) 約3万円~15万円程度(文字彫り代別) 約5万円~30万円程度(文字彫り代別)
期間 注文から文字入れまで約1〜2週間 注文から文字入れまで約1〜2週間 注文から文字入れまで約1〜2週間 注文から文字入れまで約1〜2週間
メリット 伝統的で格式高い、漆の美しい光沢 木目の美しさ、重厚感、耐久性に優れる デザインが豊富、現代の仏壇やインテリアに調和 複数の故人を一つにまとめられる、仏壇がすっきり
デメリット 漆の剥がれや傷に注意、手入れが必要 比較的高価、重厚な印象で現代的な空間には不向きな場合も 伝統的な仏壇には合わない場合がある 比較的高価、札板の枚数に限りがある、文字入れに手間がかかる
こんな人向け 伝統を重んじる方、格式高い仏壇に安置したい方、和室に仏間がある方 上質な素材を好む方、重厚感のある雰囲気を求める方、耐久性を重視する方 リビングに仏壇を置く方、デザイン性を重視する方、新しい供養の形を求める方 複数の位牌をまとめたい方、仏壇のスペースが限られている方、先祖代々を供養したい方

事前準備チェックリスト

位牌選びと準備をスムーズに進めるためのチェックリストです。

  • □ 故人の宗派(曹洞宗、浄土真宗、真言宗など)を確認する
  • □ 仏壇の有無、サイズ、デザイン、色合いを確認し、位牌との調和を検討する
  • □ 仏壇内に位牌を安置するスペースの寸法(高さ・幅・奥行き)を正確に測る
  • □ 家族・親族と位牌の種類(塗位牌、唐木位牌、モダン位牌、繰出位牌など)やデザインについて十分に話し合い、意見をまとめる
  • □ 位牌本体、文字彫り代、開眼供養のお布施など、全体の予算を決める
  • □ 故人の戒名(法名)、没年月日、俗名、享年(行年)などの情報を正確に準備する(死亡診断書や埋葬許可証などで確認)
  • □ 複数の仏具店や位牌店を訪れ、実物を見て相談し、見積もりを比較検討する
  • □ 四十九日法要の日程を確認し、逆算して位牌を注文する(文字彫り期間を考慮し、法要の約2〜3週間前までには注文を済ませる)
  • □ 位牌店から提示された文字彫りの原稿を、誤字脱字がないか、故人の情報と相違がないか、家族全員で最終チェックする
  • □ 開眼供養(魂入れ)を執り行ってもらう菩提寺の僧侶と、法要の日程と時間を調整する
  • □ 開眼供養のお布施(約3万円~5万円程度が目安)を準備する
  • □ 葬儀で使用した白木位牌の取り扱いについて、菩提寺に確認する(多くの場合、お焚き上げ供養となる)
  • □ 手元供養や永代供養など、将来的な供養の形についても家族と相談し、方針を共有する
  • □ 位牌の材質やデザインに合わせたお手入れ方法を確認し、必要な仏具(毛ばたきなど)を用意する

関連する法律・制度と公的情報源

1. 民法(祭祀に関する権利義務)

  • 根拠条文: 民法第897条
  • 概要: 祭祀に関する権利義務について定めており、系譜、祭具(位牌を含む)、墳墓などの祭祀財産は、相続財産とは別に、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継するとされています。慣習が不明確な場合は家庭裁判所が指定します。位牌は故人の魂が宿る依代として、この祭祀財産に含まれると解釈されます。
  • 公的情報源: https://laws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089 (e-Gov法令検索 民法)

2. 相続税法(非課税財産)

  • 根拠条文: 相続税法第12条第1項第2号
  • 概要: 相続税の課税対象とならない財産として、墓地や墓石、仏壇、仏具、位牌など、日常礼拝の対象となる祭祀財産が挙げられています。ただし、これらの財産が社会通念上相当と認められる範囲を超える高額なものや、投機目的とみなされる場合は課税対象となることがあります。位牌の購入費用も、この非課税枠の対象となり得ます。
  • 公的情報源: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/sozoku/4100.htm (国税庁 相続税の課税対象となる財産)

3. 民法(遺言・相続)

  • 根拠条文: 民法第960条(遺言の方式)、第900条(法定相続分)など
  • 概要: 位牌の購入費用や維持費用が、故人の遺産から支出される場合、遺言や法定相続の規定が間接的に関連します。故人が遺言によって特定の相続人に位牌の管理を委ねたり、祭祀財産に関する意思表示をしたりすることも可能です。遺言がない場合は、法定相続人が相続財産を承継し、その中から位牌に関する費用を捻出することになります。
  • 公的情報源: https://laws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089 (e-Gov法令検索 民法)

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