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介護保険で使えるサービス一覧【2026年版】

介護保険で使えるサービス一覧【2026年版】
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介護保険サービスを徹底解説!2026年版、あなたの不安を解消する利用ガイド

ご家族の介護、あるいはご自身の将来の介護について、「何から手をつければ良いのか」「どんなサービスがあるのか」と不安を感じていらっしゃる方は少なくないでしょう。特に、介護保険制度は複雑に感じられ、どこから情報を得て良いか迷ってしまうかもしれません。

このページでは、2026年現在の介護保険制度で利用できるサービスについて、種類や内容、費用の目安まで、専門ライターとして分かりやすく具体的に解説します。介護保険サービスを上手に活用し、安心して生活を送るための一助となれば幸いです。

まず、介護保険サービスを利用するためには、お住まいの市区町村に申請し、「要介護認定」を受ける必要があります。要介護度は「要支援1・2」から「要介護1〜5」までの7段階に分かれ、この認定結果に基づいて利用できるサービスの種類や量が決まります。認定後には、ケアマネジャー(介護支援専門員)が個別の状況に合わせたケアプランを作成し、そのプランに沿ってサービスが提供される仕組みです。

自己負担割合は原則1割ですが、所得に応じて2割または3割となる場合があります。費用の目安は、すべて1割負担の場合で記載します。

自宅で暮らし続けるための心強い味方「居宅サービス」

「住み慣れた自宅で、できる限り自立した生活を送りたい」と願う方を支えるのが、居宅サービスです。自宅を拠点として利用できる多岐にわたるサービスがあります。

  • 訪問サービス:自宅に専門職が訪問し、介護や支援を行います。
    • 訪問介護(ホームヘルプサービス):

      ホームヘルパーが自宅を訪問し、身体介護(食事・入浴・排泄の介助など)や生活援助(調理・掃除・洗濯・買い物など)を行います。

      費用の目安(1割負担):身体介護1回あたり約250円~600円、生活援助1回あたり約180円~400円

    • 訪問入浴介護:

      移動入浴車などで自宅を訪問し、入浴の介助を行います。自宅での入浴が困難な方が対象です。

      費用の目安(1割負担):1回あたり約800円~1,300円

    • 訪問看護:

      看護師や保健師が自宅を訪問し、病状の観察、医療処置、褥瘡(じょくそう)のケア、服薬管理などの医療的なケアを行います。

      費用の目安(1割負担):1回あたり約500円~1,000円(時間や内容による)

    • 訪問リハビリテーション:

      理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が自宅を訪問し、機能回復訓練や日常生活動作の指導を行います。

      費用の目安(1割負担):1回あたり約300円~400円

    • 居宅療養管理指導:

      医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士などが自宅を訪問し、療養上の管理や指導を行います。

      費用の目安(1割負担):1回あたり約200円~500円(職種による)

  • 通所サービス:施設に通い、日帰りでサービスを受けます。
    • 通所介護(デイサービス):

      施設に通い、食事、入浴、レクリエーション、機能訓練などを日帰りで受けられます。自宅からの送迎も行われます。

      費用の目安(1割負担):1日あたり約500円~1,500円(要介護度、利用時間、施設規模による。食費は別途。)

    • 通所リハビリテーション(デイケア):

      医療機関や介護老人保健施設などに通い、理学療法士などによる専門的なリハビリテーションを受けられます。

      費用の目安(1割負担):1日あたり約600円~1,800円(要介護度、利用時間、施設規模による。食費は別途。)

  • 短期入所サービス(ショートステイ):短期間、施設に入所して生活支援を受けます。
    • 短期入所生活介護(福祉型ショートステイ):

      特別養護老人ホームなどに短期間入所し、食事、入浴、排泄などの介護を受けます。ご家族の介護負担軽減や病気などで一時的に介護ができない場合に利用されます。

      費用の目安(1割負担):1日あたり約600円~1,000円(要介護度、施設規模による。食費・滞在費は別途。)

    • 短期入所療養介護(医療型ショートステイ):

      介護老人保健施設や介護医療院などに短期間入所し、医療的なケアやリハビリテーションを受けられます。

      費用の目安(1割負担):1日あたり約800円~1,500円(要介護度、施設規模による。食費・滞在費は別途。)

  • その他の居宅サービス:
    • 特定施設入居者生活介護:

      有料老人ホームや軽費老人ホームなどで、入居者が日常生活上の介護や機能訓練を受けられます。

      費用の目安(1割負担):月額約16,000円~36,000円(要介護度、施設種類、サービス内容による。家賃・食費・管理費等は別途。)

    • 福祉用具貸与:

      ベッド、車椅子、歩行器などの福祉用具をレンタルできます。要介護度によって対象品目が異なります。

      費用の目安(1割負担):月額数百円~数千円(品目による)

    • 特定福祉用具購入:

      入浴補助用具や簡易浴槽など、貸与になじまない特定の福祉用具を購入する際に、年間10万円を上限に9割が支給されます。

      費用の目安(1割負担):購入費の1割(年間上限1万円)

    • 住宅改修:

      手すりの取り付け、段差の解消、洋式便器への交換など、住宅を改修する際に、20万円を上限に9割が支給されます。

      費用の目安(1割負担):改修費の1割(上限2万円)

    • 居宅介護支援:

      ケアマネジャーが、要介護者の状況に応じてケアプランを作成し、サービス事業者との連絡調整などを行います。このサービスは自己負担がありません。

専門施設で手厚いケアを受ける「施設サービス」

自宅での生活が困難になった場合や、より専門的なケアが必要な場合に利用できるのが施設サービスです。

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム):

    常に介護が必要で、自宅での生活が困難な方が入所し、日常生活の介護、機能訓練、健康管理などを受けられます。終身利用が可能です。

    費用の目安(1割負担):月額約20,000円~40,000円(要介護度、居室タイプ、施設規模による。食費・居住費は別途。)

  • 介護老人保健施設:

    病状が安定し、リハビリテーションが必要な方が入所し、在宅復帰を目指した医療ケア、リハビリテーション、看護、介護などを受けられます。原則として一時的な入所です。

    費用の目安(1割負担):月額約25,000円~50,000円(要介護度、居室タイプ、施設規模による。食費・居住費は別途。)

  • 介護医療院:

    長期にわたり療養が必要な方が入所し、医療と介護を一体的に受けられます。重度の医療ニーズにも対応します。

    費用の目安(1割負担):月額約30,000円~60,000円(要介護度、居室タイプ、医療ニーズによる。食費・居住費は別途。)

地域に根ざした支え合い「地域密着型サービス」

住み慣れた地域での生活を継続できるよう、市区町村が指定した事業者が提供するサービスです。原則として、その市区町村に住む方のみが利用できます。

  • 認知症対応型通所介護:

    認知症の方を対象としたデイサービスで、認知症の症状に合わせたケアやレクリエーションが提供されます。

    費用の目安(1割負担):1日あたり約600円~1,500円(要介護度、利用時間、施設規模による。食費は別途。)

  • 小規模多機能型居宅介護:

    「通い」を中心に、「訪問」「泊まり」を組み合わせて利用できるサービスです。同じ事業所の職員がケアを提供するため、顔なじみの関係で安心して利用できます。

    費用の目安(1割負担):月額約6,000円~26,000円(要介護度による。食費・宿泊費は別途。)

  • 看護小規模多機能型居宅介護(複合型サービス):

    小規模多機能型居宅介護に訪問看護の機能が加わったサービスです。医療ニーズの高い方も自宅で生活しながら、介護と看護を一体的に受けられます。

    費用の目安(1割負担):月額約8,000円~30,000円(要介護度による。食費・宿泊費は別途。)

  • 認知症対応型共同生活介護(グループホーム):

    認知症の方が少人数で共同生活を営み、専門スタッフによる介護を受けながら、自立した日常生活を送れるよう支援する施設です。

    費用の目安(1割負担):月額約20,000円~35,000円(要介護度による。家賃・食費・管理費等は別途。)

  • 地域密着型特定施設入居者生活介護:

    定員29人以下の小規模な有料老人ホームなどで、日常生活上の介護や機能訓練が受けられます。

    費用の目安(1割負担):月額約16,000円~36,000円(要介護度、施設種類、サービス内容による。家賃・食費・管理費等は別途。)

  • 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護:

    定員29人以下の小規模な特別養護老人ホームで、日常生活の介護や機能訓練、健康管理などを受けられます。

    費用の目安(1割負担):月額約20,000円~40,000円(要介護度、居室タイプ、施設規模による。食費・居住費は別途。)

  • 夜間対応型訪問介護:

    夜間にホームヘルパーが定期的に訪問したり、緊急時に随時訪問したりして、安否確認や排泄介助などの介護を行います。

    費用の目安(1割負担):月額約600円~1,000円(定期巡回の場合)

  • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護:

    日中に複数回、ヘルパーが訪問し、必要な介護サービスを提供します。また、緊急時には24時間いつでも訪問して対応します。

    費用の目安(1割負担):月額約8,000円~26,000円(要介護度による)

おわりに:介護保険サービスを賢く利用するために

介護保険サービスは、要介護者の生活を支えるだけでなく、介護するご家族の負担を軽減するためにも非常に重要な制度です。今回ご紹介したサービスはほんの一部であり、地域や個別の状況によって最適な選択肢は異なります。

サービスを利用する上で最も大切なのは、まずはお住まいの市区町村の窓口や、地域の地域包括支援センターに相談することです。そこでケアマネジャーと出会い、ご本人やご家族の意向、身体状況、生活環境などを踏まえた上で、最適なケアプランを作成してもらいましょう。

また、介護保険サービスの自己負担額が高額になった場合には、「高額介護サービス費制度」や、食費・居住費の負担を軽減する「特定入所者介護サービス費制度」など、負担軽減のための仕組みもあります。これらについても、ケアマネジャーや市区町村の窓口で詳しく尋ねてみてください。

介護は一人で抱え込まず、利用できる制度やサービスを上手に活用することが大切です。早めに情報を集め、専門家と相談しながら、安心して介護生活を送れるよう準備を進めていきましょう。

本記事の情報は一般的な情報提供を目的としており、個別の費用・手続きを保証するものではありません。実際の費用・手続きは専門家にご相談ください。掲載情報は2026年現在のものです。
本記事の情報は執筆時点(2026年4月)のものであり、法律・制度・費用等は変更される場合があります。実際のご判断にあたっては、葬儀社・弁護士・税理士等の専門家にご相談ください。本記事の内容に基づいてお客様が行動した結果について、当サイトは一切の責任を負いかねます。
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