介護認定 申請の完全ガイド|初めてでもわかる手順・流れ・必要書類と期限
大切なご家族が介護を必要とされている状況に直面し、不安や戸惑いを感じていらっしゃるかもしれません。介護認定の申請は、介護保険サービスを利用するために不可欠な手続きですが、「何から始めればいいのか」「書類は何が必要か」と悩まれる方も多いでしょう。
この記事では、初めて介護認定を申請する方のために、申請の全手順、必要な書類、押さえておくべき期限、よくある失敗とその対処法まで、具体的な情報をお届けします。一人で抱え込まず、この記事を参考に、少しずつ手続きを進めていきましょう。
この記事でわかること / まず確認すべきこと
- 介護認定申請の具体的な手順と流れ
- 申請に必要な書類と準備のポイント
- 申請から認定までの期間と、サービス利用開始までのスケジュール
- 介護認定申請に関するよくある疑問と注意点
- 専門家への相談でスムーズに進める方法
介護保険サービスは、ご本人やご家族の負担を軽減し、住み慣れた場所で安心して生活を続けるために非常に重要な制度です。まずは、申請の全体像を把握し、一つずつ着実に進めていくことが大切です。

STEP別手順|介護認定申請の流れ
介護認定の申請からサービス利用開始までは、いくつかのステップを踏む必要があります。ここでは、一般的な介護認定申請の手順を、初めての方にも分かりやすく解説します。
STEP1:自治体の窓口で申請を行う
介護認定申請の最初のステップは、お住まいの市区町村の介護保険担当窓口(地域包括支援センターでも可)に申請書類を提出することです。申請できるのは、原則として65歳以上の第1号被保険者、または40歳から64歳までの特定疾病(※)に該当する第2号被保険者です。
申請に必要なもの
- 介護保険被保険者証(65歳以上の方)
- 医療保険被保険者証(40歳〜64歳の方)
- 申請書(窓口で入手または自治体ウェブサイトからダウンロード)
- マイナンバー(個人番号)が確認できる書類
- 身元確認書類(運転免許証など)
- 主治医の氏名、医療機関名、所在地、連絡先
- 印鑑(認め印で可、代理申請の場合は代理人の印鑑も)
(※)特定疾病とは、加齢に伴う病気で、厚生労働大臣が定める16種類の疾病を指します。例えば、がんの末期、関節リウマチ、脳血管疾患などが含まれます。
STEP2:訪問調査を受ける
申請後、市区町村から委託された調査員が、ご本人の自宅や施設を訪問し、心身の状態や生活状況について聞き取り調査を行います。これを「認定調査」と呼びます。
認定調査のポイント
- 調査内容: 身体機能、生活機能、認知機能、精神・行動障害、社会生活への適応、特別な医療について、全74項目にわたって詳細に確認されます。
- 準備: 普段の生活状況や困っていること、介護が必要な具体的な場面などを事前にメモしておくと、スムーズに伝えられます。ご家族も同席し、日頃の様子を補足説明することが重要です。
- 時間: 調査時間は通常30分〜1時間程度です。
- 専門家の見地: ケアマネジャーや社会福祉士は、この訪問調査の重要性を強調します。「調査員に普段の生活状況を正確に伝えることが、適切な介護度認定につながる」と指摘されており、遠慮せずに困りごとを具体的に伝えることが大切です。
STEP3:主治医意見書の作成
市区町村は、申請時に記入された主治医に対し、ご本人の心身の状態に関する意見書の作成を依頼します。
主治医意見書の重要性
- 内容: 病名、症状、既往歴、心身の状態、特別な医療の必要性などが記載されます。
- 役割: 認定調査の結果と合わせて、介護の必要性を判断する重要な資料となります。
- 注意点: 以前からかかりつけ医がいる場合は、日頃の様子をよく知っている医師に意見書を書いてもらうのが理想です。もし主治医がいない場合は、市区町村の担当窓口に相談し、紹介してもらうことも可能です。
STEP4:一次判定・二次判定(介護認定審査会)
認定調査の結果(コンピュータによる一次判定)と主治医意見書を基に、「介護認定審査会」で二次判定が行われます。
介護認定審査会の役割
- 構成: 医師、保健師、社会福祉士、介護支援専門員など、医療や福祉の専門家で構成されます。
- 審査: ご本人の状態や必要な介護について総合的に審査し、要介護度(要支援1・2、要介護1〜5)を決定します。
- 専門家の見地: 医師・緩和ケア専門家は、ACP(アドバンス・ケア・プランニング、人生会議)の重要性を指摘します。これは「死の準備」ではなく「生き方の確認」であり、延命治療の選択だけでなく、痛みへの対処方針や最期を迎える場所、誰に看取ってほしいかなども含まれます。こうした本人の意思が事前に共有されていれば、審査会での判断材料の一つとなる可能性もあります。厚生労働省の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」でも、本人の意思の尊重が強調されています。
STEP5:認定結果の通知
申請から原則30日以内に、市区町村から介護保険被保険者証と認定結果通知書が郵送されます。
認定結果の種類
- 非該当: 介護保険サービスは利用できませんが、地域によっては独自のサービスが利用できる場合があります。
- 要支援1・2: 身体機能の維持・改善を目的とした「介護予防サービス」が利用できます。
- 要介護1〜5: 身体介護や生活援助など、様々な「介護サービス」が利用できます。
認定結果に不服がある場合は、通知を受け取った日の翌日から3ヶ月以内に、都道府県に設置されている「介護保険審査会」に不服申し立て(審査請求)を行うことができます。
STEP6:ケアプランの作成・サービス利用開始
要支援または要介護の認定を受けたら、いよいよ介護保険サービスの利用を開始できます。
ケアプラン作成の流れ
- 担当機関の選択:
- 要支援の方: 地域包括支援センターに相談し、「介護予防ケアプラン」を作成します。
- 要介護の方: 居宅介護支援事業所を選び、ケアマネジャーに「ケアプラン」の作成を依頼します。
- ケアマネジャーとの面談:
- ケアマネジャーがご本人やご家族と面談し、心身の状態、生活状況、希望するサービスなどを詳しく聞き取ります。
- 専門家の見地: 社会福祉士・ケアマネジャーは、「ケアマネジャーの選び方が介護の質を左右する」と強調します。初回面談で①連絡の取りやすさ、②専門分野(医療系か福祉系か)、③担当件数、④得意なサービス種別を確認することが重要です。合わないと感じたら、無料で変更できるため、地域包括支援センターに相談しましょう。
- ケアプラン原案の作成:
- 聞き取った内容に基づき、ケアマネジャーが最適なサービスを組み合わせたケアプランの原案を作成します。
- サービス担当者会議:
- ケアマネジャー、ご本人、ご家族、サービス事業者などが集まり、ケアプランの内容について話し合い、同意を得て正式決定します。
- サービス利用開始:
- ケアプランに基づいて、訪問介護、デイサービス、福祉用具のレンタルなどのサービスが利用開始となります。
【関連】地域包括支援センターの役割について詳しくはこちら
必要書類一覧チェックリスト(□形式)
介護認定の申請に必要な主な書類と、その準備のポイントをチェックリスト形式でまとめました。漏れがないように確認しながら準備を進めましょう。
申請時に必要な書類
□ 介護保険被保険者証(65歳以上の方)
* 紛失した場合は、市区町村の窓口で再発行の手続きが必要です。
□ 医療保険被保険者証(40歳〜64歳の方)
* 健康保険証のことです。
□ 介護保険要介護認定・要支援認定申請書
* 市区町村の窓口で入手するか、自治体のウェブサイトからダウンロードできます。
* 記入例を参考に、正確に記入しましょう。
□ 個人番号確認書類(マイナンバーカード、通知カードなど)
* マイナンバーカードがあれば、本人確認書類も兼ねられます。
□ 身元確認書類(運転免許証、パスポートなど)
* 顔写真付きの公的身分証明書が必要です。
□ 印鑑(認め印で可)
* 代理人が申請する場合は、代理人の印鑑も必要です。
□ 主治医の氏名、医療機関名、所在地、連絡先
* 正確な情報が必要です。事前に確認しておきましょう。
訪問調査時に準備しておくと良いもの
□ ご本人の日頃の様子を記したメモ
* 特に困っていること、介護が必要な具体的な場面などを具体的に記載しておくと、調査員に伝わりやすくなります。
□ 服用中の薬の情報
* お薬手帳など、服用している薬の種類や量、服用時間などがわかるものを用意しましょう。
□ 既往歴や現在の病状に関する資料
* 診断書や検査結果などがあれば、調査員がご本人の状態をより正確に把握するのに役立ちます。
補足事項
- 書類に不備があると手続きが遅れる場合があります。不明な点があれば、事前に市区町村の介護保険担当窓口に問い合わせておきましょう。
- 代理人が申請する場合は、委任状が必要になる場合があります。事前に窓口に確認してください。

期限カレンダー|介護認定申請で「○日以内」にやること一覧
介護認定申請からサービス利用開始までには、いくつかの重要な期限があります。これらの期限を把握しておくことで、計画的に手続きを進めることができます。
| 手続き名 | 期限 | 窓口・担当者 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 介護認定申請 | いつでも可能 | 市区町村の介護保険担当窓口 | 介護保険サービスを利用したいと思った時に申請。 |
| 認定調査 | 申請から1週間〜3週間程度 | 市区町村から委託された調査員 | 日時調整のため、早めに連絡を取りましょう。 |
| 主治医意見書作成 | 市区町村からの依頼後、医師が作成 | 主治医 | 医師の診療状況により変動。 |
| 認定結果通知 | 申請から原則30日以内 | 市区町村 | 通知が届くまでの期間は自治体により異なる場合があります。 |
| 認定結果への不服申し立て | 認定結果通知を受け取った日の翌日から3ヶ月以内 | 都道府県の介護保険審査会 | 不服がある場合のみ。 |
| ケアプラン作成 | 認定結果通知後、速やかに | 地域包括支援センター(要支援) 居宅介護支援事業所(要介護) |
サービス利用開始のために必須。 |
| 介護保険サービス利用開始 | ケアプラン確定後 | 各サービス事業者 | ケアプランに基づいてサービスが開始されます。 |

期限を過ぎた場合の救済措置
介護認定の申請自体に「期限」という概念はありませんが、介護サービスを必要とする状態になったら、できるだけ早く申請することが推奨されます。なぜなら、認定が下りていなければ介護保険サービスは利用できないため、その間の費用は全額自己負担となるからです。
もし申請が遅れてしまった場合でも、申請日に遡って介護保険サービスが適用される「遡及(そきゅう)適用」という制度があります。ただし、これはあくまで例外的な措置であり、申請日以降に利用したサービス費用が対象となります。原則として、申請日より前のサービスは遡及適用されません。
書類の準備に時間がかかり、30日以内に認定結果が出ない場合でも、暫定的にサービスを利用できる「暫定ケアプラン」という制度もあります。これは、ケアマネジャーが暫定的なケアプランを作成し、介護認定が決定するまでの間、サービスを先行して利用できる仕組みです。詳細はお住まいの地域の地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に相談してみてください。
【関連】介護保険制度の基本について詳しくはこちら
よくある失敗と対処法
介護認定の申請は、初めての方にとっては複雑に感じられることもあり、いくつかの点でつまずきやすい傾向があります。ここでは、よくある失敗とその対処法を紹介します。
失敗1:訪問調査で普段の困りごとを伝えきれない
「大したことない」と遠慮したり、「できること」を強調しすぎたりして、普段の困りごとや介護の必要性を十分に伝えられないケースがあります。その結果、実際の介護度よりも低い認定が下りてしまうことがあります。
対処法
- 事前にメモを作成する: 訪問調査の前に、ご本人が「どんな時に」「何に困っているか」、ご家族が「どんな介護をしているか」を具体的にメモにまとめておきましょう。例えば、「着替えに30分以上かかる」「お風呂で一人で体を洗えない」「夜中に何度もトイレに起きる」など、具体的なエピソードを書き出すと良いでしょう。
- 家族も同席する: ご家族が同席し、ご本人が伝えきれない部分を補足説明することが重要です。特に、認知症などでご本人の状況把握が難しい場合は、ご家族の証言が大きな判断材料となります。
- 専門家の見地: 社会福祉士やケアマネジャーは、「訪問調査は、日頃の生活の実態を伝える唯一の機会」と強調します。遠慮なく、ありのままの状況を伝えることが、適切な介護度認定につながるとのアドバイスがあります。
失敗2:主治医意見書の内容が実態と異なる
かかりつけ医がいない、またはご本人の状態を十分に把握していない医師が主治医意見書を作成した場合、実際の状態と意見書の内容に乖離が生じることがあります。
対処法
- かかりつけ医との連携: 日頃からご本人の状態をよく知っているかかりつけ医がいる場合は、その医師に意見書を依頼しましょう。
- 情報提供: 意見書作成を依頼する前に、ご家族から主治医へ、ご本人の最近の体調や困りごと、介護の状況などを伝えておくことも有効です。
- 医師がいない場合: 主治医がいない場合は、市区町村の介護保険担当窓口に相談し、紹介してもらうか、意見書作成の協力を得られる病院を紹介してもらいましょう。
失敗3:認定結果に不服があるのに放置してしまう
認定結果が思ったよりも低かったり、納得できない内容だったりしても、「手続きが面倒だから」と諦めてしまうケースがあります。
対処法
- 不服申し立て(審査請求): 認定結果に不服がある場合は、通知を受け取った日の翌日から3ヶ月以内に、都道府県の「介護保険審査会」に不服申し立てを行うことができます。
- 地域包括支援センターに相談: 不服申し立ての手続きが分からない場合や、妥当な介護度であるか疑問がある場合は、まず地域包括支援センターや担当のケアマネジャーに相談してみましょう。専門家からのアドバイスが得られます。
失敗4:ケアマネジャー選びに失敗する
ケアマネジャーは介護サービス計画(ケアプラン)を作成する重要な役割を担いますが、「誰でも同じ」と思い込み、選び方を間違えてしまうことがあります。合わないケアマネジャーだと、希望するサービスが受けられなかったり、連絡がスムーズにいかなかったりする可能性があります。
対処法
- 初回面談で確認: 社会福祉士・ケアマネジャーの専門家見地でも触れたように、初回面談で「連絡の取りやすさ」「専門分野」「担当件数」「得意なサービス種別」などを確認しましょう。
- 変更を検討する: もしケアマネジャーとの相性が合わないと感じたり、不満がある場合は、遠慮なく地域包括支援センターに相談して変更を検討しましょう。ケアマネジャーは無料で変更可能です。
これらの失敗と対処法を知っておくことで、介護認定申請をよりスムーズに進めることができるでしょう。
代行依頼する場合の流れ・費用目安
介護認定の申請手続きは、ご自身やご家族で行うのが基本ですが、時間がない、手続きが複雑で不安、といった場合には、専門家への代行依頼も可能です。
代行依頼できる専門家
主に以下の専門家が介護認定申請の代行を行っています。
- 地域包括支援センター: 介護保険の総合相談窓口であり、申請代行も行っています(無料)。
- 居宅介護支援事業所のケアマネジャー: ケアプラン作成と合わせて申請代行を行う場合があります(無料)。
- 行政書士: 専門的な知識に基づき、有料で申請代行を行います。
代行依頼の流れ
- 相談・依頼: 専門家(地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、行政書士など)に相談し、申請代行を依頼します。
- 情報提供: ご本人の状況や必要な書類について、専門家に情報を提供します。
- 書類作成・提出: 専門家が申請書類を作成し、市区町村の窓口に提出します。
- 訪問調査の立ち会い: 必要に応じて、専門家が訪問調査に立ち会うこともあります。
- 結果通知: 認定結果はご本人に通知されますが、専門家も内容を確認し、その後のケアプラン作成などにつなげます。
代行依頼の費用目安
地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネジャーに代行を依頼する場合、原則として費用はかかりません。これは、介護保険制度の中で申請代行が支援の一環として位置づけられているためです。
一方、行政書士に依頼する場合は、以下の費用がかかります。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 介護認定申請代行費用 | 20,000円〜50,000円程度 | 地域や行政書士事務所によって大きく異なります。 |
| 交通費・実費 | 別途 | 申請に必要な交通費や書類取得費用など。 |
費用に関する注意点:
上記の費用はあくまで参考値・目安です。行政書士に依頼する際は、必ず事前に複数の事務所から見積もりを取り、サービス内容と費用を比較検討するようにしましょう。「価格」「〜円で一般的にできます」といった断定的な表現には注意が必要です。
代行依頼のメリット・デメリット
メリット
- 手続きの負担軽減: 複雑な書類作成や窓口への提出を任せられるため、ご家族の精神的・時間的負担が軽減されます。
- 正確な手続き: 専門家が手続きを行うため、書類の不備や記入漏れのリスクが低減されます。
- 適切な情報提供: 訪問調査や主治医意見書作成に際して、専門家からのアドバイスや情報提供が受けられます。
デメリット
- 費用がかかる場合がある: 行政書士に依頼する場合、費用が発生します。
- 情報共有の手間: 専門家にご本人の状況を正確に伝えるための情報共有が必要になります。
「すべてを一人で抱え込まず、専門家や窓口を頼ってください」というメッセージは、特に介護認定のような複雑な手続きにおいて非常に重要です。特に、ご本人の状態が重く、ご家族も疲弊している場合は、積極的に専門家のサポートを検討することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
### Q1:介護認定の申請は本人が行かなくても大丈夫ですか?
A1:はい、ご本人が申請することが難しい場合は、ご家族、地域包括支援センターの職員、居宅介護支援事業所のケアマネジャー、または行政書士が代行して申請することができます。ご家族が申請する場合は、ご本人の介護保険被保険者証とご家族の身分証明書などが必要です。
### Q2:介護認定の申請から認定結果が届くまでにどれくらいの期間がかかりますか?
A2:原則として、申請から30日以内に認定結果が通知されます。ただし、市区町村の事務処理状況や、主治医意見書の作成に時間がかかる場合など、状況によっては30日以上かかることもあります。もし遅れる場合は、市区町村から連絡があるはずです。
### Q3:要介護認定が非該当になった場合、介護保険サービスは一切利用できませんか?
A3:介護保険制度に基づくサービスは利用できませんが、地域によっては市区町村が独自に提供している「地域支援事業」のサービスを利用できる場合があります。例えば、配食サービスや見守りサービス、健康教室などが含まれます。お住まいの地域の地域包括支援センターに相談してみてください。
### Q4:介護認定の有効期間はどれくらいですか?また、更新は必要ですか?
A4:初めての介護認定の有効期間は原則6ヶ月です。更新後の有効期間は、状態によって3ヶ月〜48ヶ月(4年)の範囲で設定されます。有効期間が終了する前に、引き続き介護保険サービスを利用したい場合は、更新申請が必要です。更新申請は、有効期間満了日の60日前から受け付けられます。市区町村から更新手続きのお知らせが届くので、それに従って手続きを進めましょう。
### Q5:在宅で看取りを考えていますが、介護認定申請と並行して何か準備すべきことはありますか?
A5:在宅看取りを実現するためには、介護認定申請と並行して、いくつかの重要な事前準備が必要です。医師・緩和ケア専門家によると、①かかりつけ医(訪問診療医)との事前合意、②訪問看護ステーションとの契約、③家族全員の意思統一が不可欠です。特に「最期は病院に運ばない」という家族全員の合意なしには、救急車を呼んでしまい病院死になるケースが多いと指摘されています。かかりつけ医と夜間・休日の連絡体制を事前に確認しておくことも重要です。また、ACP(人生会議)を通じて、ご本人の希望を具体的に話し合い、家族で共有しておくことが、穏やかな看取りにつながります。
まとめ|一人で抱え込まず、窓口を頼ってください
介護認定の申請は、ご本人やご家族が介護保険サービスを利用するための大切な第一歩です。初めての手続きで不安を感じるかもしれませんが、この記事でご紹介した手順や注意点を参考に、一つずつ着実に進めていきましょう。
重要なのは、「すべてを一人で抱え込まない」ことです。地域包括支援センターやケアマネジャーといった専門家は、皆さんの味方です。困ったことや分からないことがあれば、遠慮なく相談し、サポートを求めてください。
介護認定の申請を通じて、ご本人にとってより良い生活環境を整え、ご家族の負担を軽減できることを願っています。

介護認定申請は、ご家族の介護と生活を大きく左右する重要な手続きです。複雑な書類作成や手続きに不安を感じる場合は、まず専門家へ相談してみるだけでも、具体的なアドバイスが得られ、焦らずスムーズに進めることができます。
【関連】介護サービスの選び方ガイドについて詳しくはこちら
【関連】高齢者の終活ガイド|準備から手続きまでを徹底解説について詳しくはこちら
【お葬式.info】では、介護に関する情報だけでなく、終活全般に関する役立つ記事を多数掲載しています。他の記事もぜひご参考ください。
この記事の監修について
本記事は「お葬式.info 編集部」が、行政書士・司法書士・葬儀業界経験者・僧侶を含む監修者チームの助言のもと、公的統計・法令・専門書を根拠に作成しています。個別のケースについては、必ず専門家にご相談ください。編集方針・監修者一覧は編集ポリシーをご確認ください。