大切な方を亡くされた悲しみの中で、この記事を読まれていることと存じます。深い悲しみと向き合う日々は、心身ともに大きな負担となり、時には「この悲しみはいつまで続くのだろう」「どうすれば良いのだろう」と途方に暮れてしまうこともあるかもしれません。
グリーフカウンセリングは、そのような深い悲しみを抱える方が、安心して感情を表現し、ご自身のペースで悲しみを乗り越え、故人との新しい関係性を築いていくためのサポートです。決して弱さの表れではなく、ご自身の心を大切にするための選択肢の一つです。
この記事では、グリーフカウンセリングの受け方、費用、相談場所の探し方、そしてカウンセリングの種類や注意点について、専門家の見地も交えながら詳しく解説します。すべてを一人で抱え込まず、少しでも心の負担を和らげる一助となれば幸いです。

大切な人を亡くした悲しみと向き合うために|グリーフカウンセリングとは
大切な方を失った悲しみは、誰もが経験する自然な心の反応です。この深い悲しみは「グリーフ(悲嘆)」と呼ばれ、心だけでなく身体にも様々な影響を及ぼすことがあります。グリーフカウンセリングは、このグリーフと向き合い、故人との新しい関係性を築きながら、再び前を向いて歩む力を取り戻すための専門的なサポートです。
グリーフ(悲嘆)は「愛の代償」|病気ではありません
愛する人を失ったときの深い悲しみ(グリーフ)は、精神疾患でも弱さでもありません。臨床心理士・グリーフカウンセラーの見地によると、それはその人を深く愛していた証であり、「愛の代償」であると理解されています。グリーフには「正しい悲しみ方」はなく、泣いても泣かなくても、怒りを感じても、何も感じなくても、それぞれが自然な反応です。
悲嘆は「乗り越えるもの」ではなく「共に生きていくもの」という理解が現代のグリーフケアの主流です。国際グリーフカウンセリング協会ガイドラインやE.キューブラー=ロス「死ぬ瞬間」でも、悲しみは個々の体験であり、他者からの安易な「早く立ち直ってください」「時間が解決します」といった言葉は、かえって遺族を傷つける場合があると指摘されています。
よくある誤解として、「1年で立ち直れるはず」という時間軸への固定観念がありますが、グリーフに期限はなく、個人差が非常に大きいものです。ご自身のペースで悲しんで良いことを、何よりも大切にしてください。
悲嘆のプロセスは人それぞれ|「5段階モデル」と実際
E.キューブラー=ロスの提唱した「悲嘆の5段階(否認→怒り→取引→抑うつ→受容)」はよく知られていますが、臨床心理士・グリーフカウンセラーの見地では、実際の悲嘆は直線的ではありません。行ったり来たりし、段階を飛ばすこともあります。
「まだ怒りが続いている」「受容できていない」と自分を責める必要はありません。最新の研究では、Stroebe & Schutの「悲嘆の二重プロセスモデル」(1999)が支持されており、喪失指向(悲しみや故人への思いに浸る)と回復指向(日常生活や新しい活動に取り組む)を揺れ動くことが健全な回復とされています。多くの遺族が、5段階を順番通りに経過しないと「自分はおかしい」と思い込む傾向がありますが、これはよくある誤解です。
ただし、グリーフが長期化し、日常生活に著しく支障をきたす場合は「複雑性悲嘆(遷延性悲嘆症)」の可能性があり、専門家への相談が推奨されます。ご自身だけで抱え込まず、専門家への相談を検討することも大切です。
グリーフカウンセリングの受け方・相談場所の探し方
グリーフカウンセリングを受けることは、悲しみと向き合うための具体的な一歩です。ここでは、カウンセリングを受けるまでの流れと、相談場所の探し方について解説します。
STEP1:悲しみのサインに気づく
まずは、ご自身の心や体の状態に意識を向けることが大切です。以下のようなサインが見られたら、グリーフカウンセリングを検討するタイミングかもしれません。
- 故人のことを考えると、涙が止まらない、または感情が麻痺していると感じる
- 食欲不振や過食、睡眠障害(眠れない、寝すぎる)がある
- 集中力が続かず、仕事や家事に支障が出ている
- 漠然とした不安感や孤独感が常にある
- 故人への怒りや、自分を責める気持ちが強い
- 周囲との交流を避けがちになっている
- 身体的な不調(頭痛、胃痛、倦怠感など)が続いている
これらのサインは、悲しみが心身に影響を及ぼしている証拠です。無理をせず、ご自身の感情に寄り添うことを優先しましょう。
STEP2:相談場所の種類を知る
グリーフカウンセリングを受けられる場所は、主に以下の種類があります。ご自身の状況や希望に合わせて検討してみましょう。
- 専門のカウンセリングルーム:臨床心理士や公認心理師、グリーフカウンセラーなどの資格を持つ専門家が在籍し、個別のカウンセリングを提供しています。
- 病院・クリニック:精神科や心療内科で、カウンセリングを受けられる場合があります。必要に応じて薬物療法と併用することもあります。
- 地域の公的機関:自治体によっては、心の健康相談窓口や保健センターで、無料で相談できる場合があります。
- NPO法人・団体:グリーフケアを専門とするNPO法人や支援団体が、カウンセリングや自助グループを提供しています。
- オンラインカウンセリング:自宅などからインターネットを通じてカウンセリングを受けられます。場所の制約が少なく、手軽に始めやすいのが特徴です。
STEP3:カウンセラー・機関を探す
相談場所の種類を理解したら、具体的なカウンセラーや機関を探します。インターネットで「グリーフカウンセリング 〇〇(地域名)」や「悲嘆 カウンセリング オンライン」などのキーワードで検索すると、多くの情報が見つかります。
カウンセラーを選ぶ際には、以下の点を参考にすると良いでしょう。
- 資格:臨床心理士、公認心理師、グリーフカウンセラーなどの専門資格を有しているか。
- 専門分野:グリーフケアの経験や専門性があるか。
- 相性:初回カウンセリングなどで、カウンセラーとの相性が合うかを確認することも大切です。話しやすいと感じるか、信頼できると感じるかなど、直感を信じることも重要です。
- 料金体系:費用が明確に提示されているか、無理のない範囲で継続できるか。
【関連】喪失体験の悲しみに寄り添うグリーフケアとは
STEP4:初回カウンセリングを受ける
気になるカウンセラーや機関を見つけたら、まずは問い合わせて初回カウンセリングの予約を取りましょう。初回は、カウンセリングの進め方や料金、ご自身の状況などを確認する場となります。
無理にすべてを話す必要はありません。話せる範囲で、今感じていることや困っていることを伝えてみましょう。カウンセラーは、あなたの話に耳を傾け、共感し、適切なサポートを提案してくれます。
グリーフカウンセリングにかかる費用と料金体系
グリーフカウンセリングを受ける上で、費用は気になるポイントの一つです。ここでは、一般的な費用相場と料金体系、費用を抑える方法について解説します。
カウンセリング費用の相場
グリーフカウンセリングの費用は、提供する機関やカウンセラーの資格・経験、地域によって大きく異なりますが、一般的な参考値・目安は以下の通りです。

| 種類 | 1回あたりの費用目安(60分程度) | 備考 |
|---|---|---|
| 専門カウンセリングルーム | 5,000円~15,000円程度 | カウンセラーの経験や資格により変動 |
| 心療内科・精神科(医療機関) | 2,000円~5,000円程度(保険適用の場合) | 医師の診察を伴う場合、保険適用となることがあります |
| 公的機関(自治体・保健所など) | 無料~数千円程度 | 回数制限がある場合や、専門カウンセリングに繋ぐ場合もあります |
| オンラインカウンセリング | 4,000円~10,000円程度 | 対面よりやや安価な傾向がありますが、サービス内容によります |
| グループカウンセリング | 1回あたり2,000円~5,000円程度 | 複数人で受けるため、個人カウンセリングより安価な傾向です |
※上記はあくまで目安であり、地域・業者によって大きく異なります。
料金体系の種類
カウンセリングの料金体系は、主に以下の種類があります。
- 1回あたりの料金:最も一般的な形式で、1回のカウンセリング(通常50分~60分)ごとに料金を支払います。
- 回数券・パック料金:複数回のカウンセリングをまとめて契約することで、1回あたりの料金が割引になる場合があります。
- 月額制:特定の期間、定額でカウンセリングを受けられるサービスもあります。
- 保険適用:心療内科や精神科でのカウンセリングは、医師の診察に基づき、保険が適用される場合があります。ただし、カウンセリングの内容や時間によっては保険適用外となることもあります。
費用を抑える方法
経済的な負担を心配される方もいらっしゃるかもしれません。費用を抑えるための方法をいくつかご紹介します。
- 公的機関の利用:自治体の保健センターや心の健康相談窓口では、無料で相談できる場合があります。まずは地域の窓口に問い合わせてみましょう。
- NPO法人・支援団体:グリーフケアを専門とするNPO法人や支援団体では、比較的安価な料金でカウンセリングやサポートを提供していることがあります。
- グループカウンセリング:個人カウンセリングよりも費用が抑えられる傾向にあります。他の遺族と体験を共有することで、孤独感が和らぐというメリットもあります。
- オンラインカウンセリング:対面カウンセリングと比較して、費用が安価なサービスも多く存在します。交通費や移動時間を節約できるメリットもあります。
グリーフカウンセリングの種類と選び方のポイント
グリーフカウンセリングにはいくつかの種類があり、ご自身の状況や希望に合わせて選ぶことが大切です。また、カウンセラーとの相性も重要な要素となります。
個人カウンセリングとグループカウンセリング
- 個人カウンセリング:
- 特徴:カウンセラーと1対1で、ご自身の感情や体験を深く探求します。プライバシーが完全に守られ、個人的な悩みにじっくりと向き合えます。
- メリット:自分のペースで話せる、感情を自由に表現しやすい、カウンセラーとの信頼関係を築きやすい。
- デメリット:費用が比較的高めになる傾向がある、孤独感を感じやすい場合がある。
- グループカウンセリング:
- 特徴:同じように大切な人を失った遺族数名とカウンセラーが一緒に話し合います。
- メリット:他の参加者との共感を通じて孤独感が和らぐ、多様な視点や対処法を知ることができる、費用が比較的安価。
- デメリット:話したくないことを話さなければならないと感じる場合がある、他の参加者の話に影響される可能性がある。
どちらが良いかは、ご自身の性格や現在の心の状態によって異なります。まずは個人カウンセリングから始め、慣れてきたらグループカウンセリングを検討する、という方法もあります。
オンラインと対面のメリット・デメリット
- オンラインカウンセリング:
- メリット:自宅などリラックスできる場所で受けられる、地理的な制約がない、移動時間や交通費がかからない、比較的予約が取りやすい。
- デメリット:通信環境に左右される、対面よりも非言語的な情報(表情や仕草)が伝わりにくい場合がある、プライバシーの確保に配慮が必要。
- 対面カウンセリング:
- メリット:カウンセラーの表情や仕草など非言語的な情報も感じ取りやすい、五感を通じて安心感を得やすい、物理的に同じ空間にいることでより深い繋がりを感じられる。
- デメリット:カウンセリングルームへの移動が必要、予約が取りにくい場合がある、地理的な制約がある。
カウンセラー選びの重要なポイント
グリーフカウンセリングを成功させる上で、カウンセラー選びは非常に重要です。臨床心理士・グリーフカウンセラーの見地では、遺族に声をかけるときの心理学的原則として、「アドバイスよりも傾聴、解決策よりも共感が、グリーフサポートの基本である」とされています。この原則は、カウンセラー選びにも当てはまります。
以下の点を参考に、ご自身に合ったカウンセラーを見つけましょう。
- 専門性と経験:グリーフケアの専門知識と豊富な経験があるか。特に、ご自身の喪失体験(例:子どもの死、配偶者の死など)に詳しいカウンセラーを選ぶと良いでしょう。
- 共感力と傾聴力:あなたの話をじっくりと聞き、感情に寄り添ってくれるか。安易な励ましやアドバイスではなく、ただ存在を認めてくれる姿勢があるか。
- 倫理観と守秘義務:カウンセラーとしての倫理観を持ち、あなたのプライバシーや秘密を厳守してくれるか。
- 相性:何よりも大切なのは、あなた自身が「この人なら話せる」「信頼できる」と感じられるかどうかです。初回カウンセリングなどを通じて、率直な印象を大切にしましょう。
日本グリーフケア協会「グリーフサポート研修テキスト」でも、支援者側の「前向きになってほしい」という焦りが、遺族に「悲しんではいけない」というプレッシャーを与えてしまうことはよくある誤解であると指摘されています。「〇〇があるから大丈夫」という言葉は比較や否定と受け取られる場合があるため、遺族が話したいことを話したいだけ聞くことが最善のサポートです。このような姿勢を持つカウンセラーを選ぶことが、安心して悲しみを表現できる環境に繋がります。
グリーフカウンセリングを受ける際の注意点と心構え
グリーフカウンセリングは、悲しみと向き合うための素晴らしい手段ですが、いくつかの注意点と心構えを知っておくことで、より効果的に活用できます。
焦らず、自分を責めないこと
グリーフのプロセスは、人それぞれ異なります。カウンセリングを始めたからといって、すぐに悲しみが消えたり、前向きになれたりするわけではありません。焦って「早く立ち直らなければ」と自分を追い詰める必要は一切ありません。
カウンセリングは、ご自身のペースでゆっくりと悲しみと向き合うための時間です。感情の波に身を任せ、時には立ち止まり、時には後戻りしながら、少しずつ前に進んでいくものです。カウンセリングの効果をすぐに感じられなくても、自分を責める必要はありません。
複雑性悲嘆(遷延性悲嘆症)の可能性
ほとんどのグリーフは時間とともに和らいでいきますが、中には「複雑性悲嘆(遷延性悲嘆症)」と呼ばれる状態に陥るケースもあります。これは、喪失から6ヶ月以上経過しても、悲しみが非常に強く、日常生活に著しい支障が出ている状態を指します(DSM-5による)。
以下のような症状が長く続く場合は、複雑性悲嘆の可能性があります。
- 故人への強い憧れや未練、または故人の死に対する強い怒りや不信感
- 故人に関連する場所や活動を極端に避ける
- 故人がいない現実を受け入れられない
- 将来に対する希望を全く感じられない
- 日常生活のほとんどの活動に興味を失う
- 自己肯定感の著しい低下
もしこれらの症状に心当たりがある場合は、専門家(精神科医や臨床心理士など)への相談を強くお勧めします。適切な診断と治療を受けることで、症状の緩和に繋がります。
【関連】複雑性悲嘆(遷延性悲嘆症)について詳しくはこちら
周囲の言葉に傷ついた時の対処法
悲しみの中で、周囲からの何気ない言葉に傷つくことは少なくありません。例えば、「もう元気になった?」「頑張って」「天国で見守っているよ」「もっと大変な人もいる」といった言葉は、善意から発せられたものであっても、遺族の心を深く傷つけることがあります。
臨床心理士・グリーフカウンセラーの見地では、「頑張ってください」「お子さんがいるから頑張れる」「天国で見守っています」などは、遺族を傷つけることがあると指摘されています。最も有効なのは「何もできないけれど、そばにいます」という存在の示し方であるとされています。
もしそのような言葉に傷ついたら、無理に相手に合わせる必要はありません。
- 距離を置く:一時的にその人との距離を置くことも、ご自身を守るためには必要です。
- 正直に伝える:もし話せる相手であれば、「その言葉は少し辛い」と正直に伝えても良いでしょう。
- カウンセラーに相談する:カウンセリングの中で、そうした体験を話すことで、気持ちを整理し、対処法を考える手助けになります。
グリーフカウンセリング以外で悲しみに寄り添うサポート
グリーフカウンセリングは有効な手段ですが、それ以外にも悲しみに寄り添い、支えとなる様々なサポートがあります。ご自身の状況や性格に合わせて、複数の方法を組み合わせることも可能です。
自助グループや遺族会
自助グループや遺族会は、同じように大切な人を失った人々が集まり、それぞれの体験や感情を分かち合う場です。
- メリット:
- 「自分だけではない」という共感や安心感を得られる。
- 他の参加者の話を聞くことで、新しい視点や対処法を発見できる。
- 感情を自由に表現できる安全な場所となる。
- 探し方:インターネットで「遺族会 〇〇(地域名)」「自助グループ グリーフ」などで検索すると見つかります。病院やカウンセリング機関が開催している場合もあります。
家族や友人との支え合い
身近な家族や友人の存在も、グリーフケアにおいて非常に重要です。無理に感情を共有しなくても、ただそばにいてくれるだけで心が安らぐこともあります。
- ポイント:
- 「話したいときに話す」というスタンスを大切にする。
- 無理に明るく振る舞う必要はない。
- 相手に期待しすぎず、できる範囲でのサポートを受け入れる。
- もし、家族や友人がどのように接すれば良いか困っているようであれば、この記事の「遺族に声をかけるときの心理学的原則」を参考に伝えても良いでしょう。
公的機関や医療機関のサポート
グリーフが心身に与える影響が大きい場合や、複雑性悲嘆の疑いがある場合は、公的機関や医療機関のサポートを検討しましょう。
- 心の健康相談窓口(自治体):無料で専門家による相談が受けられます。必要に応じて、適切な医療機関やカウンセリング機関を紹介してくれます。
- 精神科・心療内科:医師による診察を受け、必要に応じて薬物療法やカウンセリングを併用します。心身の不調が顕著な場合に、専門的な治療を受けられます。
- 地域包括支援センター:高齢者の方の場合、地域包括支援センターでも相談を受け付けています。
よくある質問(FAQ)
Q1:グリーフカウンセリングはいつから受けるべきですか?
A1:グリーフカウンセリングを受けるタイミングに「正解」はありません。悲しみを感じ始めた直後からでも、数年経ってからでも、ご自身が必要だと感じた時が適切なタイミングです。大切なのは、ご自身の心と体のサインに耳を傾け、「助けが必要だ」と感じた時に一歩踏み出すことです。
Q2:カウンセリングで話す内容を事前に準備する必要はありますか?
A2:事前に準備する必要は特にありません。話したいことを話せる範囲で話せば大丈夫です。何を話せば良いかわからない場合でも、カウンセラーが丁寧に質問を投げかけ、あなたの気持ちを引き出すサポートをしてくれます。感じていること、困っていること、故人との思い出など、心のままに話してみてください。
Q3:家族や友人にカウンセリングを受けていることを知られたくないのですが、大丈夫でしょうか?
A3:カウンセリングは完全にプライバシーが守られます。カウンセラーには守秘義務があり、あなたの許可なく第三者に情報が共有されることはありません。安心してご自身の感情と向き合える環境が提供されます。
Q4:カウンセリングはどれくらいの期間、継続するものですか?
A4:カウンセリングの期間は、個人の状況や悲しみの深さによって大きく異なります。数回で終わる方もいれば、数ヶ月から数年にわたって継続する方もいます。カウンセラーと相談しながら、ご自身のペースで期間を決めていくことができます。焦らず、ご自身にとって必要な期間を確保することが大切です。
Q5:カウンセリングを受ける以外に、悲しみを和らげる方法はありますか?
A5:はい、カウンセリング以外にも多くの方法があります。例えば、故人の思い出を語り合う自助グループに参加する、日記をつける、趣味に没頭する、軽い運動をする、信頼できる友人や家族と過ごす、ペットと触れ合うなどが挙げられます。ご自身に合った方法をいくつか試しながら、心の負担を少しずつ和らげていくことが大切です。
まとめ|一人で抱え込まず、専門家や窓口を頼ってください
大切な方を失った悲しみ(グリーフ)は、人生の中で最も辛い経験の一つです。その悲しみは、決して弱さの証ではなく、故人を深く愛した「愛の代償」であり、ご自身が生きている証でもあります。グリーフには「正しい悲しみ方」や「期限」はなく、ご自身のペースで、ゆっくりと向き合っていくことが何よりも大切です。
グリーフカウンセリングは、この深い悲しみと向き合い、故人との新しい関係性を築きながら、再び前を向いて歩む力を取り戻すための専門的なサポートです。費用や場所、探し方など、気になる点は多いかもしれませんが、まずは情報収集から始めてみてください。
ご自身の悲しみを一人で抱え込まず、専門家や地域の窓口、信頼できる家族や友人、そして同じ経験を持つ人々と繋がることで、心の負担は必ず軽くなります。悲しみの中で迷い、途方に暮れることがあっても、あなたは決して一人ではありません。

大切な方を失った悲しみは、誰もが経験するものです。深い悲しみの中でどうすれば良いかわからない時は、一人で抱え込まず、専門家にご相談いただくことで、心の負担を和らげることができます。
【関連】グリーフケア全般について知りたい方はこちら
この記事の監修について
本記事は「お葬式.info 編集部」が、行政書士・司法書士・葬儀業界経験者・僧侶を含む監修者チームの助言のもと、公的統計・法令・専門書を根拠に作成しています。個別のケースについては、必ず専門家にご相談ください。編集方針・監修者一覧は編集ポリシーをご確認ください。
