お別れ会・偲ぶ会とは?葬儀との違いと費用
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お別れ会・偲ぶ会とは?葬儀との違いと費用
(読了目安:約10分)
大切な方を亡くされ、心よりお悔やみ申し上げます。突然の悲しみの中で、葬儀やその後のことについて「早く決めなければ」と心が追い立てられているかもしれません。でも、まず深呼吸してください。この記事は、あなたが少しでも安心して大切な方を見送るための情報を見つけられるよう、「お別れ会・偲ぶ会」について丁寧に整理しました。焦らず、読める範囲でご覧ください。
故人との最後のお別れの方法として、近年「お別れ会」や「偲ぶ会」を選ぶ方が増えています。従来の葬儀とは異なる形式のため、「何が違うの?」「費用はどれくらいかかるの?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。この記事では、お別れ会・偲ぶ会の基本的な知識から、葬儀との違い、費用相場、準備の流れ、そして注意点まで、あなたが知りたい情報をできる範囲でご確認いただけるよう網羅的に解説します。
お別れ会・偲ぶ会とは?葬儀との決定的な違い
まず、お別れ会・偲ぶ会がどのようなものか、そして一般的な葬儀と何が異なるのかを整理します。
お別れ会・偲ぶ会の定義
お別れ会や偲ぶ会は、故人を偲び、感謝の気持ちを伝えるための会です。特定の宗教・宗派にとらわれず、故人の個性や生前の意思を尊重した自由な形式で行われることが特徴です。宗教的な儀式を行わない「無宗教葬」(仏教・神道・キリスト教などの儀礼によらないお別れの方法)の一種として位置づけられることも多く、故人ゆかりの場所で思い出を語り合ったり、故人の好きだった音楽を流したり、食事をしながら故人を偲んだりするなど、形式は多岐にわたります。
なお、仏教・神道・キリスト教にはそれぞれ固有の葬送儀礼があります。神道については神社本庁(https://www.jinjahoncho.or.jp/)が、キリスト教については日本カトリック司教協議会(https://www.cbcj.catholic.jp/)が詳細を公開しています。お別れ会・偲ぶ会は、こうした宗教的な様式に縛られたくない場合の選択肢の一つです。
葬儀との決定的な違い
お別れ会・偲ぶ会と葬儀の主な違いを以下の表で整理しました。前もって知っておくことで、どちらが故人・ご家族に合うかを落ち着いて考えることができます。
| 比較項目 | 一般的な葬儀 | お別れ会・偲ぶ会 |
|---|---|---|
| 宗教儀礼 | 仏教・神道・キリスト教など宗派に則る | 宗教色なし、自由な形式 |
| 開催時期 | 亡くなった後、数日以内が一般的 | 火葬・家族葬後、四十九日や一周忌など遺族の準備が整った頃 |
| 主な目的 | 故人の冥福を祈り、見送る儀式 | 故人の功績を称え、思い出を語り合う場 |
| 主催者 | 主に遺族 | 遺族・会社・友人・実行委員会など多様 |
| 形式の自由度 | 宗派・慣習に沿う | 故人の個性・希望に合わせて自由に設計可能 |
| ご遺体・骨壷の扱い | 葬儀の場に安置される場合が多い | 火葬後に開催するため遺骨として祀る形が多い |
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お別れ会・偲ぶ会のメリット・デメリット
故人らしいお別れを実現できるお別れ会・偲ぶ会ですが、メリットとデメリットの両面をあらかじめ知っておくと、選択に迷ったときの判断材料になります。
メリット:故人らしいお別れを実現しやすい
- 故人の個性や希望を反映しやすい 形式にとらわれず、故人の趣味や人柄、好きだったものをテーマにしたり、思い出の場所で開催したりと、自由な演出が可能です。
- 心の整理をつける時間が持てる 葬儀を身内だけで済ませた後、時間をおいて開催することで、遺族が心の準備をしてから改めて故人を偲ぶことができます。
- 参列者が思い出を共有できる 故人とゆかりのある人々が集まり思い出を語り合うことで、互いに慰め合う温かな場となります。
- 参列者の日程調整がしやすい 遠方から来る方や多忙な方でも、余裕を持って参加しやすくなります。
デメリット:準備の手間と費用面での注意点
- 準備に時間と労力がかかる 自由度が高い分、企画から会場選定・招待状作成・当日の運営まで、主催者の負担が大きくなる傾向があります。無理をせず、専門業者のサポートを積極的に活用することも大切です。
- 費用が予想外にかかる場合がある 飲食費・会場費・演出費などが積み重なり、通常の葬儀と同程度かそれ以上になることもあります。
- 参列者が戸惑う場合がある 「香典は必要か」「服装はどうするか」と参列者が迷うケースも少なくありません。案内状で明確に伝える配慮が大切です。
お別れ会・偲ぶ会の費用相場と内訳
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NHKでも紹介。8.91万円からの葬儀。全国対応・24時間365日受付。まず費用だけ確認することもできます。
お別れ会・偲ぶ会の費用は、開催規模や内容によって大きく変動します。費用面はご不安が大きい部分かと思いますので、できるだけ具体的に整理しました。
費用相場の目安
| 規模 | 招待人数の目安 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 小規模(家族・親しい友人のみ) | 10〜30名程度 | 10万円〜30万円程度 |
| 中規模(会社関係者・友人含む) | 30〜100名程度 | 30万円〜100万円程度 |
| 大規模(著名人・多数の関係者) | 100名以上 | 100万円〜数百万円以上 |
※上記はあくまで目安です。会場・演出内容・飲食の質によって大きく変わります。
主な費用の内訳
| 費用項目 | 内容 | 目安金額 |
|---|---|---|
| 会場費 | ホテル・レストラン・専門式場・貸し会議室など | 5万円〜50万円以上 |
| 飲食費 | ケータリング・コース・ビュッフェなど | 3,000円〜1万円/1名あたり |
| 装花費用 | 会場装飾・献花用の花など | 3万円〜20万円程度 |
| 案内状・印刷費 | 招待状の作成・郵送費 | 1万円〜5万円程度 |
| 返礼品 | 参列者へのお礼の品 | 500円〜3,000円/1名あたり |
| 運営人件費 | 司会者・音響・照明スタッフなど | 5万円〜30万円程度 |
| 演出費用 | 映像・スライド・BGM・機材費など | 3万円〜30万円程度 |
| その他 | 消費税・交通費・宿泊費など | 状況によって変動 |
費用に関する重要な注意点
「見積もりの総額」を必ず確認してください。 葬儀社や専門業者の見積もりには「基本セット料金」しか含まれていないケースが多く、飲食費・返礼品・会場装飾・映像制作費などが別途加算され、実際の総費用が見積もりの2〜3倍になることも珍しくありません(消費者庁「葬儀サービスに関する消費者アンケート調査」参照)。見積もりを依頼する際は、「総額でいくらになるか」を具体的に確認し、「一式」「セット」といった表現には注意して内訳を1項目ずつ確認するようにしましょう。
また、互助会(月払いで葬儀費用を積み立てる制度)の積立金は、あくまで葬儀費用の一部をカバーするものです。 お別れ会・偲ぶ会を含め、実際の費用全額をカバーするものではないため、積立金以外に追加費用が発生することを前提に計画を立てることをお勧めします。互助会が万が一倒産した場合、積立金の最大90%しか保護されない点(経済産業省の割賦販売法に基づく保全措置)や、解約返戻金が積立総額の50〜60%程度が目安となる点も、知っておくと安心です(根拠:経済産業省「割賦販売法に基づく前払式特定取引業」2026年現在)。
費用を抑えるためのポイント
- 規模を調整する 招待人数を絞り、身内や特に親しかった方のみで行うことで、会場費や飲食費を抑えられます。
- 会場を工夫する ホテルや専門式場ではなく、故人ゆかりのレストランやカフェ、公共施設などを利用するのも一案です。
- 手作りを取り入れる 案内状や会場装飾の一部を手作りすることで、コストを節約できます。
- 会費制・香典を活用する 参列者から香典をいただく、または会費制にすることで遺族の負担を軽減できます。案内状で明確に伝えるのがマナーです。
お別れ会・偲ぶ会の準備と流れ
お別れ会・偲ぶ会を滞りなく開催するためには、計画的な準備が大切です。「しなければならない」と焦らず、できる範囲で一つひとつ進めていきましょう。
準備ステップの目安
| ステップ | 内容 | 実施時期の目安 |
|---|---|---|
| 1 | 開催時期とコンセプトの決定 | 葬儀直後〜1週間以内 |
| 2 | 主催者の決定と役割分担 | 葬儀直後〜1週間以内 |
| 3 | 招待者リストの作成 | 開催2ヶ月前まで |
| 4 | 会場選定と予約 | 開催2ヶ月前まで |
| 5 | 案内状の作成・送付 | 開催6〜8週間前 |
| 6 | プログラム内容の検討 | 開催1ヶ月前まで |
| 7 | 飲食・返礼品の手配 | 開催2〜3週間前 |
| 8 | 当日の最終確認 | 開催1週間前 |
当日の流れ:一般的な進行例
- 受付開始 参列者のご案内、会費の収受(会費制の場合)
- 開会の挨拶 主催者または代表者から感謝の言葉
- 黙祷 故人への追悼
- 故人の紹介 生前の功績や人柄をスライドや映像で紹介
- 思い出の語らい 参列者からの献杯・スピーチ・エピソード紹介
- 献花 参列者一人ひとりが故人に花を手向ける
- 会食 故人を偲びながら歓談の時間
- 閉会の挨拶 主催者から改めて感謝の言葉
- お見送り 返礼品をお渡ししながら参列者をお見送り
無宗教葬としての開催について
お別れ会・偲ぶ会は、「無宗教葬」の考え方を体現する形式です。宗教的な儀式やしきたりにとらわれることなく、故人が大切にしていたもの・好きだったこと・故人との思い出を最優先に考えた会を自由に企画できます。
なお、仏教・神道・キリスト教には固有の葬送の様式があります。神道の葬送については神社本庁(https://www.jinjahoncho.or.jp/)、カトリックの葬送については日本カトリック司教協議会(https://www.cbcj.catholic.jp/)にご確認いただけます。「故人は特定の宗教を信仰していたが、お別れ会も開きたい」という場合は、その宗派の慣習と照らし合わせながら検討するとよいでしょう。
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お別れ会・偲ぶ会開催における注意点と配慮
大切な方をお見送りする場だからこそ、周囲への配慮も大切です。知っておくと安心な注意点をまとめました。
周囲への配慮:事後連絡の重要性
たとえ少人数でのお見送りを済ませていたとしても、後日改めてお別れの機会を設ける際は、参列できなかった方々への配慮として、事後連絡(死亡通知状)を行うことが礼儀とされています。連絡がないと「知らなかった」方が後日弔問に来てかえって遺族の手間が増えるケースも少なくありません。訃報連絡は、葬儀後1〜2週間以内が目安とされています。「家族葬=誰にも知らせなくていい」という誤解はトラブルの元となる場合がありますので、ご注意ください。
香典・供花・供物の辞退について
お別れ会・偲ぶ会では、香典や供花・供物を辞退するケースも多くあります。辞退する場合は、必ず案内状にその旨を明記しましょう。明確に伝えなければ、参列者が迷い、かえって負担をかけてしまう可能性があります。
遺族の心のケアを最優先に
お別れ会・偲ぶ会の準備は、故人を偲ぶ大切な時間であると同時に、精神的・肉体的な負担も大きいものです。「完璧にやり遂げなければ」と思い詰める必要はありません。家族・友人・専門業者など、周囲のサポートを積極的に活用してください。あなた自身の心と体を大切にすることが、何より大切です。
法律・税金に関する注意点
香典返しは一般的に非課税扱いとされる場合がありますが、高額な返礼や贈与とみなされるケースでは課税対象となる可能性もあります。不明な点があれば、税理士や専門家に相談されることをお勧めします。
お別れ会・偲ぶ会の準備チェックリスト
準備がスムーズに進むよう、以下のチェックリストをご活用ください。一度にすべてをこなそうとせず、できるところから確認していきましょう。
- □ 開催時期とコンセプトの決定
- □ 主催者の決定と役割分担
- □ 招待者リストの作成と範囲の検討
- □ 会場選定と予約
- □ 案内状の作成・送付(香典辞退の有無・服装・会費の有無も明記)
- □ 費用見積もりの詳細確認(「一式」に注意し、内訳を細かくチェック)
- □ プログラム内容の検討(献花・写真・音楽・スピーチなど)
- □ 飲食の手配
- □ 返礼品の検討・手配
- □ 当日の運営スタッフ手配(司会・音響・受付など)
- □ 死亡通知状の準備(葬儀後1〜2週間以内が目安)
- □ 当日の最終スケジュール確認
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よくある質問(FAQ)
Q1. お別れ会と偲ぶ会に違いはありますか?
A. 基本的に大きな違いはありません。どちらも故人を偲び、お別れをするための自由な形式の会を指します。「お別れ会」は故人との別れを強調するニュアンスが強く、「偲ぶ会」は故人を懐かしみ思い出を語り合うニュアンスが強い、という程度の違いです。無宗教葬として、どちらの名称を使っていただいても問題ありません。
Q2. 香典は持っていくべきですか?
A. 案内状に「香典辞退」の旨が明記されていなければ、持参するのが一般的とされています。ただし、会費制の場合は香典は不要です。迷う場合は、主催者に事前に確認するか、案内状の記載をよくご確認ください。
Q3. 服装はどうすればいいですか?
A. 案内状に「平服でお越しください」と記載されている場合は、地味な色のスーツやワンピースなど、略喪服(略式の喪服)で構いません。特に指定がない場合は、黒やグレーなど落ち着いた色の服装を選ぶのが無難です。
Q4. 故人が無宗教でしたが、お別れ会は可能ですか?
A. はい、可能です。お別れ会・偲ぶ会は宗教・宗派にとらわれずに故人を偲ぶことができるため、無宗教の方に非常に適したお別れの方法といえます。故人の好きだった音楽を流したり、思い出の品を展示したりと、故人らしさを存分に表現できます。
Q5. 準備期間はどれくらい見ておけばいいですか?
A. 規模にもよりますが、会場選定・招待状の準備・プログラムの企画などを考慮すると、最低でも1〜2ヶ月程度の準備期間を見ておくと安心です。大規模なものであれば、半年以上前から準備を始めるケースもあります。ただし、遺族の心身の状態を最優先に、無理のないペースで進めてください。
Q6. 葬儀社以外に依頼できる業者はありますか?
A. はい、近年はお別れ会・偲ぶ会の企画・運営を専門とするイベント会社や、ホテルのブライダル・宴会部門が対応するケースも増えています。複数の業者から見積もりを取り、対応内容と費用を比較することをお勧めします。
まとめ:あなたのペースで、故人らしいお別れを
大切な方を亡くされた悲しみの中で、この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
お別れ会・偲ぶ会は、形式にとらわれず、故人らしいお別れを実現できる方法です。無宗教葬として、故人の生前の個性や希望を反映した心温まる会を企画することができます。
費用や準備に不安を感じることもあるかもしれませんが、一人で抱え込む必要はありません。専門の葬儀社やイベント会社、信頼できる家族・友人とともに、できる範囲で一歩ずつ進めていきましょう。この記事が、あなたの疑問を少しでも解消し、故人との最後のお別れを後悔なく迎えるための一助となれば幸いです。
もし手続きや費用のことで迷ったときは、複数の専門家に相談することをお勧めします。あなたは一人ではありません。相談できる場所は、必ずあります。
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