終活の基本

エンディングノートの書き方と記入例|2026年版チェックリスト付き

エンディングノートの書き方と記入例|2026年版チェックリスト付き
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「エンディングノートを書いてみたいけれど、何から手をつけて良いのかわからない」
そう感じている方は、きっと少なくないでしょう。ご自身のもしもの時に備えるだけでなく、大切なご家族へのメッセージとなるエンディングノートは、まさに「未来への手紙」です。

このページでは、2026年現在、多くの方が関心を持つエンディングノートの基本的な書き方から、具体的な記入例、そして近年特に重要性が増している項目を網羅したチェックリストをご紹介します。完璧を目指すのではなく、ご自身のペースで、書けるところから少しずつ始めてみませんか。

エンディングノートとは?目的と遺言書との違い

エンディングノートは、ご自身の考えや希望、大切な情報を自由に書き残しておくためのノートです。法的な効力は持ちませんが、ご家族が「もしも」の時に困らないよう、あなたの意思を伝えるための重要なツールとなります。

主な目的は、残されたご家族の精神的・事務的な負担を軽減すること。また、ご自身の人生を振り返り、これからの生き方を考える「終活」の一環としても役立ちます。

一方、遺言書は民法に定められた形式に則って作成され、法的な効力を持ちます。主に財産の相続や遺言執行者の指定など、法的に権利義務を伴う内容を記すものです。エンディングノートは、より個人的な希望や情報、感謝の気持ちなどを自由に表現できる点で、遺言書とは性質が異なります。2026年現在も、遺言書は法務省の定める厳格な要件を満たす必要がありますが、エンディングノートは形式に縛られることなく、あなたの思いを素直に綴ることができます。

エンディングノートの基本的な書き方と押さえておきたい項目【記入例付き】

エンディングノートは「こう書かなければならない」という決まりはありません。大切なのは、あなたの気持ちが伝わり、必要な情報が整理されていることです。以下のポイントと記入例を参考に、ご自身のペースで始めてみましょう。

  • **完璧を目指さない**: 最初からすべてを埋めようとせず、書けるところから少しずつ進めましょう。
  • **定期的な見直しと更新**: 状況や気持ちは変化するものです。年に一度など、定期的に内容を見直して更新しましょう。
  • **保管場所と存在を伝える**: 書き終えたら、信頼できるご家族や親しい友人に、どこに保管しているかを伝えておくことが大切です。
  • **手書きでもPCでもOK**: 市販のノートや、ご自身で作成したファイル、デジタルツールなど、書きやすい方法を選びましょう。

【記入例で見る主な記入項目】

多くのエンディングノートで扱われる項目と、具体的な記入例をいくつかご紹介します。

1. 基本情報

  • 氏名、生年月日、住所、本籍、家族構成、連絡先
  • **記入例**: 「氏名:〇〇 〇〇(旧姓 〇〇)、生年月日:19〇〇年〇月〇日、現住所:東京都〇〇区〇〇…」

2. 医療・介護の希望

ご自身がどのような医療や介護を受けたいか、具体的な希望を伝える項目です。ご家族が判断に迷わないための大切な情報となります。

  • かかりつけ医、既往歴、アレルギー情報
  • 延命治療の希望(望むか望まないか、どこまでか)
  • 希望する介護施設の種類や場所
  • **記入例**: 「かかりつけ医は〇〇病院の〇〇先生です。アレルギーは〇〇があります。延命治療は望みません。もしもの時は、自然な形で最期を迎えたいです。痛みを和らげるケアをお願いします。」

3. 葬儀・供養の希望

ご自身の葬儀やお墓について、具体的な希望を伝えておくことで、残されたご家族が迷うことなく準備を進められます。

  • 葬儀形式(家族葬、一日葬、直葬など)
  • 宗教・宗派、希望するお寺や教会
  • 参列者の範囲、連絡してほしい人
  • 遺影に使ってほしい写真、希望のBGM
  • お墓や納骨、散骨など供養の希望
  • **記入例**: 「家族葬を希望します。故郷の〇〇寺で執り行ってほしいです。遺影は2020年のハワイ旅行で撮った、笑顔の写真を使ってください。BGMはクラシック音楽が良いです。お墓は〇〇家のお墓に納骨を希望します。」

4. 財産に関する情報

金融機関の口座情報や保険、不動産など、お金に関する情報を整理しておくことで、ご家族の相続手続きがスムーズになります。具体的な金額やパスワードは直接書かず、保管場所を示すに留めるのが安全です。

  • 銀行口座、証券口座、クレジットカード情報(銀行名、支店名、口座の種類など)
  • 保険(生命保険、医療保険、自動車保険など)の契約内容
  • 不動産(自宅、土地など)の所在地や権利関係
  • 年金、公共料金、サブスクリプションサービスの契約情報
  • **記入例**: 「〇〇銀行〇〇支店の普通預金口座があります。通帳と印鑑は自宅書斎の金庫に保管。〇〇生命保険に加入しています。証券番号は〇〇です。保険証券はリビングの書類ケースに入っています。」
  • **注意**: パスワードなどの秘匿情報は直接記載せず、その情報がある場所や、ヒントを記すにとどめましょう。

5. 大切な人へのメッセージ

ご家族、友人、お世話になった方々へ、日頃伝えられなかった感謝の気持ちや、伝えたいメッセージを綴る、最もパーソナルな項目です。

  • **記入例**: 「家族のみんな、本当にありがとう。たくさんの幸せな思い出をくれました。これからの人生も、笑顔で過ごしてください。」

6. その他

ペットの世話、友人・知人への連絡先、デジタル資産(SNS、オンラインサービス)など、多岐にわたる項目があります。

  • **記入例**: 「ペットの〇〇の世話は、〇〇さんにお願いしたいです。連絡先はスマホのアドレス帳にあります。デジタル機器のパスワードは〇〇のファイルにまとめています。」

2026年版エンディングノートチェックリスト

2026年現在、社会情勢の変化やデジタル化の進展に伴い、エンディングノートに盛り込むべき項目も多様化しています。特に押さえておきたい項目をチェックリスト形式でまとめました。

  • デジタル資産の管理方法と引き継ぎに関する希望

    • メールアカウント、SNSアカウント(Facebook, X, Instagramなど)の取り扱い(アカウント閉鎖、メモリアルアカウントへの移行など)
    • ネット銀行やネット証券のIDとパスワードの保管場所(直接記載は避ける)
    • 有料オンラインサービス(サブスクリプション)の契約状況と解約方法
    • クラウドストレージ(Google Drive, iCloudなど)のデータ整理と共有の希望
  • マイナンバーカード・健康保険証などの公的書類の保管場所

    • 緊急時にすぐ見つかるよう、具体的な保管場所を明記。
  • 災害時の連絡先と避難場所の希望

    • 遠方のご親戚や友人の連絡先、もしもの場合の避難場所や集合場所の希望。
  • スマートフォンのロック解除方法やPINコードのヒント

    • 大切なデータが入っているため、信頼できる人への情報共有方法を検討。
  • ご家族間の共有事項

    • 住宅ローン、車のローン、車の保険など、ご家族が知らない可能性のある契約情報。
  • 大切にしているもの(形見分けの希望)

    • 特定の品を誰に引き継ぎたいか、具体的な希望を伝えておく。

エンディングノートはどこで手に入る?

エンディングノートは、書店や文具店、インターネット通販などで手軽に購入できます。価格帯は数百円から数千円程度と幅広く、内容も多岐にわたります。ご自身の書きたい項目が網羅されているか、デザインや使いやすさなども考慮して選びましょう。

また、自治体によっては、終活支援の一環として無料のエンディングノートを配布しているケースもあります。さらに、葬儀社や終活支援団体が独自に提供しているものもありますので、情報収集をしてみるのも良いでしょう。市販のノートを使わず、ご自身で自由に項目を決めて作成することも可能です。大切なのは、自分にとって「書きやすい」と感じるものを選ぶことです。

エンディングノートは、ご自身が「もしも」の時に備えるだけでなく、人生を振り返り、これからの生き方を考えるための貴重な時間を与えてくれます。難しく考える必要はありません。まずは一歩、書けるところから始めてみてはいかがでしょうか。あなたの思いが、きっと未来のあなたと、大切なご家族の支えとなるはずです。

参考情報:

  • 法務省
  • 厚生労働省
  • 国税庁
  • 日本公証人連合会
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